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| なめ猫が大ヒットになった1981年当時は、どうして猫が立っているのか？という疑問からあらゆる憶測や中傷が飛び交いました。「あの猫たちは間違いなくハクセイだ！」「棒を入れて立たせている！」「針金で体をグルグル巻いて固定しているでは？」「石膏で固めた服を着せているんだよ！」「いやあれは合成写真だ！」ひどい中傷になると「麻酔注射を打って意識モウロウとさせて撮影をしている。」などと挙げたらきりがありません。これらの発言者はなめ猫の大ヒットに対するネタミあるいは売名行為であったり又は専門家ぶるために、さも見て来たような言いまわしぶりで、このような無責任な嘘の内容をバラまいたのです。常識的に考えればこのような方法で撮影するなんて不可能なことはわかるはずです。又、仔猫達のあのような活き活きした目や表情は絶対撮れません。私は自分の子供のように愛情をそそいで育てた仔猫達です。そしてネコ好きが集まってはじめた「なめ猫」です。撮影には最大の配慮をするのは当然のことです。連日、テレビや雑誌の取材がありました。ほとんどの場合、なめ猫の撮影現場の取材です。仔猫達に服を着せるところから撮影方法に至るまで、テレビなどで数多く取り上げられるにつれて、変なウワサは影を潜めていきました。
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