なめねこ、なめんなよ、T-REXグッズの公式サイト。ピースマン株式会社Mr.Tこと津田覚が提供。

津田は元来動物好きで、なめ猫を始める10年程前から、会社の屋上で、うさぎ、犬、モルモット、アヒル、カモ、鳩、インコ、スズメ、亀、ハムスター等あらゆる動物を飼っていました。この頃、飼っていた鳩やインコがよく猫に襲われたため、猫はあまり好きではなかったのですが、のちに津田の会社は猫に関わる仕事をすることになるのです。ポスターやカレンダーなどの制作のため、血統証付の仔猫達を数多く撮影していました。この頃の仔猫達の扱いや撮影技術がのちのなめ猫に大いに役立ったのです。津田が猫を飼いはじめたのもこの時で、チンチラのゴールデンのペチャンコ顔に一目惚れしたのです。チンチラは毛が長いためウンチのたびにおしりを汚し、いつも洗っていた事をよく覚えています。(左上の写真中央)
 
 
さらに猫に対するイメージが変わったのは、1979年に捨て猫4匹を引き取って育てた事からです。津田が育てた仔猫たちは、ほとんど出産直後の仔猫たちで、まだ目すら開いていない状態でした。部屋を暖かくしミルクを買ってきて、スポイドでミルクを飲ませましたが、あまりの小ささに無事に育つとは思えませんでした。4匹の仔猫達を専用のバスケットで毎日会社へも連れて行き、1日に何度もミルクを与え、尻を拭き、綿棒で耳垢を取り、体を洗ったり、とにかく目が離せない状態でした。猫は人に懐かないと聞いていましたが、この仔猫たちの場合は、初めて見たもの、初めて嗅いだ臭いが津田だったため、津田を親と思い込んだのでしょうか?仔猫達は津田に対して、親猫の後を追うような、なつき方をするのです。朝、津田がトイレに入ると仔猫たちも便器の周りに集まって、用をたします。夜津田がベッドに入ると、仔猫たちもベッドに潜り込んできます。このようにして、津田は猫の愛らしさに、さらにのめり込んでいったのです。そろそろ2カ月目を迎えようとしていたある日、仔猫たちは当時、津田が付き合いの合った彼女が忘れていった人形の服に、じゃれて遊んでいたのです。面白半分で仔猫たちにその洋服を着せてみました。洋服を着たまま遊び回る仔猫達を見てあまりの面白さに、津田はすぐに写真を撮ってみました。これが『なめ猫』の始まりです。
1981年テレビ取材風景(手塚さとみさんと)
初代なめ猫達
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